Evernoteの名刺ノート(コンタクトノート)の中身が気になったので調べてみた
iOSのEvernoteの「カメラ」の名刺モードで撮影すると、ユニークなノートが作成されます。
テキストフィールドみたいなものとかがあるんです。
Evernoteはリッチテキストを扱えますが、標準ではこうしたものを作成することはできません。一体内部構造はどうなっているのでしょうか。私、気になります。
ということで、ノートをエクスポートして調べてみたところ、これらの要素は、どうもEvernote独自のスタイルがあてられている様子。
こんな感じで、既存の要素にx-evernoteを指定することで、いろいろな拡張を行えるようです。メール欄とか会社欄とかがこれによって実装されていました。
で、その書式をそのまま真似したものを自作してみたのですが、うまく実装されず。何か、別の指定が必要な様子。
おそらくそれはノート外の(つまりメタ情報的な)要素だと思い、いろいろ探ってみると、「おそらくこれであろう」というものを発見。
Evernoteのノートの中身の最後のほうに、note-attributesというタグがあるんですが、その中にcontent-classというタグを見つけました。いかにも怪しいですね。そのタグにはevernote.contact.1という文字列が挟まれていました。
ようするに、このノートは「Evernote独自のコンタクトノートですよ」という表現なのだと推測します。で、テストで自分で作ったノートに、この要素を書き込んでみると、無事オリジナルの名刺ノートと同じようにフィールドが機能しました。
が、これAppleScriptからEvernoteコマンドを使って書き込むことはできません。
一度ノートを作成し、そのノートのファイルを取得&改ざんする必要があります。さすがに、それはギークすぎるので、今のところはスルー。
どうしても、これらのフィールドを使いたくなったら、また考えてみます。