『人生勝たなきゃ意味が無い』を読みました
- 作者: 佐々木寿人
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/05/24
- メディア: 新書
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軽く読書メモ代わりに。
何を切るといったような技術的なことではなく、心を折らず、常に前を見据える決意を持ち続けられるかどうかという精神力こそ、強さであると私は思っている。
あなたにとっての「強さ」とは何か?というのは面白い問いかけだと思う。いろいろな価値観がその答えににじみ出てくるだろう。
しかし、アマチュアならいいが、プロである以上は勝ち負けにこだわらないなどということには意味を見いだせない。
こだわる以上、徹底している3つのことがある。
「ブレない、オリない、ひよらない」
実に佐々木プロらしい指針。ただ、バンバン壁にはぶつかるでしょうけども。それを乗り越えられるだけのタフさが求められますね。
実はこの75%以上を占める状態が悪いときこそ、目に見えない勝負所でもある。
ここで私が具体的に意識していることは、大きく次の3つ。
1 アガリを目指さず、なおかつ他家に有利にならないように牌を絞る。
2 1翻落として手配を進行する
3 自分の好きな手役、もしくは大物役を狙う。
調子悪いときの「引き出し」を持っておくのは大切。私だったら4つめに、「相手の力を利用する」というのも付け加える。
ある程度キャリアを積んでくると、ビギナーズラック的なことがなくなってくる。それは失敗を繰り返し、いろんなことを気にしすぎてしまうことが原因。生牌の役牌は危険だとか、ドラ付近は危ない等、気にする要素が増え、それらに対して過剰に反応するようになった結果、どんどん臆病になってしまう。
情報が多くなってしまう弊害に似ている。
麻雀は恐ろしいほど、自分の精神状態が正直に反映される。
実にその通り。
私は自分が思うように勝てないとき、思い通りの勝利に近づけるようと強引に無理をするより、まずは「負けない努力」を積み重ねることに徹している。
地味だけれども、かなり大切なこと。