@fujimotta へのあんさー
「情報さえ与えてやれば、答えは導き出せる」 「5%理論」が気になる! RT 【書評】『人を助けるすんごい仕組み』(西條剛央) bit.ly/xetozC
— 藤本高司☞次の一手は?さん (@fujimotta) 11月 9, 2012
というツイートをいただきました。
まず「5%理論」から。
ようはどうであっても批判する人は出てくるし失敗する可能性は完全には消せない。なので5%は大目に見る、ということ。完璧を目指すのではなく、95%でゴーサインを出す。そういう考え方。ただし10%つまり1割だとちょっと多い。ぎりぎりまで完璧を目指すけれども、100%の完璧にはこだわらない、という感じでしょうか。
つづいて、「情報さえ与えてやれば、答えは導き出せる」。
これは『構造構成主義』についての説明で出てくる文章で、「原理」の性質について語られています。パソコン関係でいえば、プログラミングの関数をイメージしてみるとよいかもしれません。
数さえ与えれてやれば、値は返ってくる。
「原理」というのはそういう機能を持っていますし、逆に言えばこうならないのであれば、それは原理ではない。あるいは原理とは呼べません。
だから原理はすごく応用が利きます。逆にテクニックと呼ばれるものは、非常に限定的な状況でしか適応できません。しかし、困ったことにテクニックは取り入れやすく(おかゆのような感じ?)、原理は情報を咀嚼し、物事の関係性を見極め、本質を捉える必要があります(スルメを噛むような感じ?)。
ともあれ「原理」についてあまり難しく考えなくても、「状況」と「目的」さえ見失わなければ、最適な方法を見つけ出すことは可能でしょう。
本当に驚くぐらい、この二つは忘れられます。「状況」ばっかり考えて(新しいツールだわっほい)「目的」を見失ったり、逆に「目的」にこだわりにすぎて(すべてをデジタルに)「状況」を見失ったり、というようなことです。
「状況」と「目的」を同時に考慮する。すれば、最適な答えは一意に(あるいはそれに近い数に)定まってきます。
ということろで、今回はこれまで。